重心深度
Sヤード社で、ドライバー T.388、ヘッド体積 388cc、ロフト 9.5゜、10.5゜を発売しました。当店での試打結果がとても良い結果が出ています。最大の特徴はヘッド体積が小さく、重心深度を浅くした点です。そこで今月は重心深度について説明したいと思います。
シャフトの軸心からヘッドの重心までの深さ ( 距離 ) を云い、重心が深いスピンがかかりやすく、一定以上の深さになるとギア効果の働きがおきます。要するにヘッドがサイト側に大きくなると重心深度が大きくなり、小さいヘッドですと重心深度が小さくギア効果が薄れ、初速アップとなります。
Sヤード T.388はヘッドを小さくし集中力を高め、重心深度を浅くしたことにより、初速をアップさせた上で、方向性と飛距離を求めたヘッドと云えるでしょう。
※ギア効果
重心がフェース面から奥 ( 深く ) iにあるクラブは芯を外して打った時に、フェースが重心を軸に回転するとともに、ボールに対してはギアが噛み合ったように、フェースの動きと反対方向に回転力が加わることを、ギア効果と云います。