「テキサスウェッジ」Texas Wedge
グリーンの外からパターを使ってボールを転がし、アプローチすることです。
テキサス州のゴルフコースは荒地に造成したため、芝つきが悪く、風も強い。そのため、ボールをウェッジなどで上げるよりは、転がす方が危険が少なく、ボールに寄る確率が高いためです。
B・ホーガンやB・ネルソンなどのテキサス州出身のプロたちがPGAツアーに参加した時、格好よりもスコアを重視し、これを盛んに行ったので、この呼び名がつきました。
最近、T・ウッズらの若手がグリーン外のよく刈り込まれたエプロンから、パターやウェッジの代わりに、スプーンを使うシーンを見ることがあります。スプーンはソールが広く、少しダフリ気味でも、薄い芝生の上ではねてボールをヒットするので、ボールは滑るように出てゆき、よく寄るからです。
その理由は、スプーンがパターよりロフトがあるため、ボールが転がる時、芝や地面の影響を受けにくく、グリーンに乗ってもスピンの関係であまり転がらない、ということです。