前月へ 20010. 7月の豆知識 


「イップス」 Yips

パッティングあるいはショットが精神作用のために打てなくなったり、打っても強く打ち過ぎてしまう症状。

大脳生理学的には、まず大脳からボールを打てという指令が出るが、失敗を恐れるあまり、筋肉が硬直して、手がスムーズな動きを取れない状態が起こり、その後大脳から早く打てという指令がでて、手が完全にコントロールされないまま強めのスウトロークをしてしまう。つまりスムーズなストローグが出来ない状態です。

イップスは、T・アーマーというB・ジョーンズの時代に活躍したプロが名付け親であり、小犬がキャンキャン吠えるという意味のyip (イップス)に由来しています。小犬が飼い主の言うことを聞かず、うるさく鳴いて悩ませることから付けられました。

長尺シャフトを使ったり、逆オーバーラップのグリップをしている人は、大なり小なりイップス病にかかっていると言えるでしょう。例外として、腰の悪い人は長尺パターを使用しています。

このイップス、ゴルフがあまり上手でない人は、発病せずある程度そして本当に上手くなると、突然かかったりする不思議な病気です。