2006.11月の豆知識 

高反発から低反発ヘッドへ NO.2 広いスィートスポット

高反発に負けない低反発ヘッドの機能

 @ ヘッドスピードアップ  A 広いスィートスポット  B 高弾道
 C スィング軌道の安定と振りやすさの向上  D 衝撃エネルギーのロスの軽減

先月は@について記しましたが、今月はA広いスィートスポットについて書いてみます。

簡単に言えば高反発は、フェース厚をできる限り薄くしフェース材質の開発等々により、バネじかけで反発係数をあげ、ボールを飛ばす原理でした。それに規制が設けられました。

各メーカーは高反発ならぬ"広反発"に目をつけました。広反発、スィートエリアを拡大する1つの方法がヘッドの大型化です。そしてフェース面を大きくすると共にフェース面の従来の一定の厚さではなく、部分肉厚くしフェースのほぼ前面を効果的にたわませ、広い反発エリアを確保しています。又スィートスポット部分を薄くしまわりの部分を厚くしたりして、各メーカー独自の広反発のフェース面を工夫しています。

さらに低重心、深重心造の強化です。低重心はスィートスポット上の有効打点面積が広がり、より正確により飛距離を伸ばせる機能です。深重心化はヘッドの慣性モーメントが大きくなってスィートエリアが広がります。このように低、深重心化構造はクラブの主流機能です。