高反発から低反発ヘッドへ NO.3 高弾道
先月に引き続き今月はB 高弾道のドライバーヘッドの改良について書いてみましょう。
さて高弾道、低スピンで飛ばす機能ですが、高反発=ボール初速アップ という飛ばしの看板が外れた以上、どのメーカーも開発に主眼に置いたのが、打ち出し角とスピン量であります。従来の構造では打ち出し角が低く、スピン量が多すぎたことが解っております。そこで高弾道、低スピンの理想的な弾道を求め各メーカーが研究・努力しています。
その方法のひとつが低重心・深重心構造でありますが、ヘッドの大型化とルール適合化でフェース面の重量が増すため重心を理想的配分しにくくなり、そこで各メーカーは独自の方法を見出しました。いくつかの方法・工夫を紹介いたします。
@ フェース面をデンプル型にして重量を軽減
A クラウン部にカーボンを採用し、余剰重量で重心を低く深くし最適配分にする
B クラウンカーボンに代わり軽い金属のコンポジェトにし余剰重量を獲得し、
理想的な重心配分を可能にする
C クラウン部分を肉薄+低剛性にし、ソール部分に高剛性・低深重心効果をアップ
D クラウン部分わフェース側から硬、軟、硬と、異なる肉薄のチタンコンポジェトにし、
ボディー全体にたわませ、ボールの初速アップさせ高弾道、低スピンを可能にし、
飛距離アップを向上させる
等々諸々な構造の工夫で、低反発ヘッドでも高反発ヘッドに負けないヘッド実現しております