2005.7月の豆知識 

ゴルフ雑学 続編

先月に引き続き、ゴルフに関する雑学を紹介していきましょう

『 どうしてバーデー( Birdie ) というの ? 』

グリーンを狙ったショットが、美しい放射線を描いてピンのそばに舞い降りる、まるで鳥のようなショットから、こう呼ばれるようになりました。バーディーという言葉の由来は、あるコースのパー5を2打で乗せた時、同伴者が “ ライク・ア・バーディー ” と叫んだ事が始まりと言われています。

『 どうしてアルバトロス( Algatross ) と呼ぶようになったの ? 』   

アルバトロス(アホウドリ : 信天翁 ) は、大型の海鳥です。ゴルフ用語になったのは、並外れた飛翔力を持ち遠洋を旅する象徴的な鳥だからです。アルバトロスは、パー3のホールインワンと違い確率は遥かに低く、人並みはずれた飛距離がなければできないからです。鷲が国章となっている米国では、ダブルイーグルという言い方が多く使われています。

『 どうしてバンガー ( Bunker ) と呼ぶようになったの ? 』

ゴルフの発祥地、スコットランドのリンクスでは、海からの強い風で砂の窪みが自然発生的に出来ていました。
それをバンガーと呼ぶようになったのは、寒いこの地方の家では、戸外にバンガーという暖房用の石炭貯蔵の穴蔵を持っており、その穴蔵に似ているゴルフ場の砂の窪みをバンガーと呼ぶようになりました。

『 どうしてキャディー( Caddie ) と呼ぶようになったの ? 』

ゴルフ史上最初の女性ゴルファーと言われているメアリー女王は、16才でフランス皇太子妃となり、翌年にはフランス王妃となるが、夫の死後19才でスコットランドに帰国。ゴルフはエジンバラに戻ってから始めたといわれています。クラブを持ち運ぶためにフランス宮廷風のお小姓達 ( Cadet カデ ) を使った事から、キャディー ( Caddie ) という言葉が生まれました。

『 どうしてスクラッチ ( Scratch ) と呼ぶようになったの ? 』  

中世、領主層や農民が、家路につく際、村の中心に建っている教会の塔を目指して競争した事に由来しています。
一番速い人は、最も遠い所にスタートの線を引き ( スクラッチ ) 遅い人を前に立たせて、ハンディを与えいっせいにスタートした。そこからスクラッチがハンディのない最も速い人、ゴルフでは一番上手な人という意味になりました。

『 どうしてハンディキャップ ( Handicap ) と呼ぶようになったの ? 』  

罰金ゲームや富くじ遊びでは大当たりをとった人が、ペナルティーとして帽子の中にお金をいれた “ Hand in cap ” に由来しています。
それが18世紀、競馬の “ 重量負荷 ” として取り入れられた事から、競技用語となり、ゴルフ用語になったのは19世紀中頃です。また、身体の障害を意味するようになったのは、20世紀初頭であると言われています。