2004.9月の豆知識 

近年のドライバーの長さとロフトについて

一時期はやった長尺ドライバーが影を潜め、今短めのドライバーを使用するゴルファーが多くなってきました。長くてミート率を下げるのを覚悟し、一発の飛びを優先するよりも、ドライバーを短くしてミート率を高め安定した飛びをゴルファが求めた結果と言えるでしょう。

しかし、長尺ドライバー(46〜47インチ)も馬鹿にしてはいけません。私の経験から申しますと、大きくよりゆっくりとインパクトをつくらないスィング型ゴルファーは、長尺の方がよりよい結果が得られると思います。又短尺?(44〜453/4)のドライバーが比較的向いている人は、ヘッドスピードが速くインパクトをつくる人、力のある人、腕ぷしの強い人に向いていると思います

ヘッド、ロフトについては、多めのロフトを使用するゴルファーが多くなってきました。プロのドライバーのロフトは、7゜、8゜、9゜が普通でした。なかには6゜、6.5゜を使用するプロもいました。ところが最近ではロフトが9゜を超えるプロが多くなってきました。以前より 1゜〜 1.5゜程度多めになってきています。大きな理由として、弾道に対する考え方が変わってきたためと思われます。かつてはやや低めに飛び出して伸び上がるような弾道が飛ぶとされてきましたが、その後弾道の解明がすすみ、もっと打ち出し角を高くし、スピンを抑えた方が飛ぶことが解ってきたのです。それゆえにプロもロフトを多めにし打ち出しを高くした方が飛ぶことが解ってきた結果です。

ドライバーのヘッドを大型化し、反発指数を大きくし、スピン量を抑えたドライバーが開発され、現在は主流になっています。