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プロゴルファーのクラブの選び方   2


今月も先月に続きプロゴルファーの方がクラブを選ぶ時に大事にしていることについて書いていきたいと思います。

1. 星野陸也
クラブを選ぶ時のポイントは、まずフェースの向きです。自分にとって真っすぐ構えられるかどうかが一番大事。次にクラブ全体を見た時に違和感がないか。これは感覚的な話ですが、しっくりするものを選びます。最後は打った時のスピン量です。スピンが少なくて棒球になるのはあまり好きではありません。ウェッジはかなりこだわりがあります。ソールを滑りすぎないで多少芝を噛む感覚がでるものを好みます。

2.稲見萌寧
クラブを新しくする時に重視するのは顔と振りやすさです。自分が振りやすいと感じないと気持ちも振りきれません。振り抜きの気持ち悪さがミスの要因になるからです。ウェッジはスピンが入りすぎるものやフェースに乗る感覚が出過ぎるものはあまり好きではありません。少し球離れが早いモデルの方が使いやすいのでそれを選びます。

3.永井花奈
ドライバーはもともと曲がらない方なのでこだわりはあまりないですが、でも唯一球の捕まりがないと使いません。ミスが出る時は球が捕まらずに右に出る時が多いので、捕まりすぎるくらいがちょうどいいですね。やっぱりしっかり捕まらないと強い球は出ません。またウェッジはグースネックのタイプです。フェースにボールが乗る感覚が強く出るので、思った通りの弾道が出やすいんです。昔からネックの形状にはこだわっています。

4.高橋彩華
基本的には捕まりのいいクラブが好きです。ただ、捕まりすぎは怖いので捕まりにくいシャフトを選びます。自分のスィングをした時に程よく捕まってくれるシャフトが理想です。そしてクラブを調整することで好不調の波が少なくなりました。

5.青木瀬令奈
私のクラブ選びは持った瞬間に決まります。持った瞬間の感覚でヘッドの効き具合やシャフトのしなり感で合うか合わないかわかります。もうひとつFWは一番球が上がりやすいこととラフに強いから好きです。

6.池田勇太
フィーリングが合えばいいというわけではなく、クラブが大好きで知りたがりだから勉強もするし、形状や構えた感じクラブの特質を頭の中にインストップしてこういう球が出るだろうな、とイメージした通りの弾道がすぐ出せるクラブを求めます。

7.宮里優作
14本すべてのクラブの重量の流れを大事にしています。どれか1本でも違う感覚のものが入るとスィングそのもののバランスが崩れてしまうからです。

8.原英莉花
以前は見た目の格好良さを重視する部分もありましたが、今はやさしくゴルフが出来ることをクラブに求めています。楽に飛ばせるという安心感はスィングの精度を上げる大きな要素になっています。