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アイアンのロフト調整

                                                                          

アイアンはターゲットを正確に狙うという役割を持ったクラブですので、正確な距離感が必要になります。アイアンのシャフトの長さはWedgeを基準にして1番手ごとに0.5インチづつ長くなり、ロフトはショートからミドルアイアンまでが4゜刻み、そして、ロングアイアンは3゜刻みで立っていくようにつくられています。しかし、番手によって正確にロフトが決まっているわけではありません。

飛距離を正確に打ちたいアイアンにおいて、ロフト角はとても重要です。ロフト角は飛距離に影響してくるので、アイアンは番手が大きくなるのつれてロフト角が大きくなるように設定されています。ロフト角が大きいほどボールは高く上がり距離が出にくくなります。従って狙った距離にボールを飛ばすためには最適な番手を選択することが大切です。普通飛距離は7番アイアンのロフト及びWedgeのロフトを基準に選びます。アイアンセットはロフト角を基準に考えたほうが、他のクラブのセッティングがしやすくなります。

軟鉄アイアン(2018.8月豆知識 参照)でしたら、ロフトライ角調整器(2015.9月豆知識 参照)で簡単にゴルファの好みに調整できます。HS やインパクトロフト、ショット能力に合わせ飛距離の段階をつかみながらロフト角を調整していくと良いでしょう。最近はヘッドの設計、材質の改良進歩により、パワーロフトアイアンセットが出回っております。例えばNO.7 ロフト 36゜がロフト26゜に、PW ロフト 38゜のクラブセッティングのクラブです。PW 以下ロフト選びに工夫が必要です。


※ロフト・ライ角調整(2016.2月豆知識)   ウェッジ ロフト(2017.7月、8月豆知識)  
 アイアンのロフト角(2019.2月豆知識) も参照ください