グリップ
今月はシャフトと一体になっているグリップについてお話ししたいと思います。同じクラブでもグリップの重さ、太さ、硬さ、素材、構造、装着法などにより、クラブを振った時の感触は違ってきます。例えば、硬めのグリップを装着すると、シャフトがしっかりしているように感じます。ボールを打った時もしっかりした感覚が得られます。又、軟らかいグリップはシャフトの手元側が柔らかく感じられ、打感もマイルドに感じます。グリップの太さは握り易さに大きく影響します。手の大きさや慣れによって握り易く感じる太さはゴルファーによって違います。スィングにも影響します。グリップ選びは大切なひとつです。
●グリップの種類
① グリップは一般的なのがラバーグリップ、糸を練りこんだコード入りグリップがあります。
ラバーグリップ・・・・・・余分な握力が必要なく、万人向き
コード入りグリップ・・・しっかりと握ることができ、雨の日も滑りづらい
➁ バックライン有、バックライン無
バックライン有・・・・・グリップの裏側に少し盛り上がったラインがあることで、フェーのス向きを確認しやすい。
指が引っかかる為、一定の握りが出来る。
バックライン無・・・・・引っかかりがないので、握る位置が自由に変えられる。
●グリップのサイズ
M58 太め、 M60 標準、 M62 細め、 L 女性用、ジュニア があります。
手の大きな男性は、太めのグリップ、女性、ジュニアは細めのグリップを装着します。グリップの太さは手首や腕の動きと関係します。
又、太めのグリップが好みの人は、両面テープを2重、3重に巻いて調整します。
当店のグリップの下巻きテープのこだわりは、螺旋状に巻いていきます。丁寧にテープを巻くことでグリップを剝がれずらくします。
螺旋状に巻くことで、ゴルファーのグリップの握り具合をより好みに応えることが出来ます。
●グリップの重量
スィングする上でグリップの重量も関係します。
重いグリップを装着すると、ヘッドが軽く感じられ、軽いグリップを装着するとヘッドが重く感じられます。
例えば、クラブが振りづらい場合、軽量グリップに変えることで、クラブの振り心地も良くなる場合があり、飛距離アップへと繋がっていくことも期待できるでしょう。
グリップを選ぶ時は、その人の感覚によって好みが大きく分かれますが、握り心地の良い自分に合ったグリップを選ぶことが、スコアアップに繋がっていくことと思います。そして、良いスコアで上がるためには、まずクラブを正しく握ることのできるグリップであることが大切です。次にドライバーからウェッジまでのクラブのスィングバランスを揃えて、同じ感覚で振れるよう調整することも大切です。もし不調なクラブのバランスがあった時などは、最も手軽にできるのがグリップを変えてみることも一つの解決策かと思います。