重心角・重心距離・重心深度
1. 重心角
シャフトの中心を中点として、シャフト線の延長とヘッドの重心との間にできる角度のこと。重心角が大きいと球が左に飛びやすいといわれる。
2. 重心距離
ヘッドの重心とシャフトの中心線を垂直に結んだ線の長さ。この距離が長いほどヘッドを返すのに大きな力が必要になる。以前のクラブではホーゼル部が重いなどの理由から重心距離が短いものが多かった。この時期には重心距離が長い方が打ちやすいとされた。最近では逆にヘッドが大型化して重心距離が長いものが増え、ヘッドを返しにくくなりやすい。
大型化しながら重心距離を短めにする工夫が必要になっている。
3. 重心深度
フェース面から重心までの深さ。重心が深いとスピンがかかりやすく、一定以上の深さになるとギア効果と呼ばれる働きが起きる。ウッド形状のクラブで重心が深すぎる場合は、フェース面にラウンドを付けてボールとの接触面積を狭くし、ギア効果を抑える。ロフトが多いクラブでは、重心を深くするとスウィートスポットが高くなる。