前月へ 2011.9 月の豆知識 

フォージド アイアン (Forged Iron)

アイアンのヘッドを軟鉄やチタンでつくる時、高温度でハンマーやプレスで圧力を加えて変形させ、一定の形状に造り上げる。そういう製造法でできたものを鍛造アイアンという。
日本刀のような鍛造鉄は、鋳造組織の粗い金属粒子を鍛えることで壊し、均一した材質に改変することによって誕生し、それを軟鉄フォージドアイアンといいます。
ゴルフのアイアンも、鍛造することにより粘り強い鉄となり、ボールの打球感もソフトになります。そして現在軟鉄の材質(粒子)をより細かくしたより良い高価なアイアンヘッドが出回っております。

(注) 昔、日本のクラブの評判がそれ程高くなかった頃、お金持ちの持つ高級クラブは、ケネス・スミスと決まっていました。この名は、839年、スコットランドでピクト人とスコット人の連合王家をつくったケネス1世に由来し、ハンサムな鍛冶屋さんという意味を持ちます。スミスは、テーラーが仕立て屋さんであるように、鍛冶屋(フォージド)という職業名です。