2007.2月の豆知識 

高反発ヘッドから低反発ヘッドへ NO.4 スィング軌道の安定と振りやすさの向上

 アマチュアゴルファーのミスをスウィートエリアの広さだけでカバーするのではなく、クラブ自体の軌道を安定させ、さらに振りやすさを向上させ、ボールに対しフェース面がスクウエアにヒットしやすくする機能を追求することによって、よりよいゴルフクラブにするという発想です。

 例えば、ヘッド内部にしきり棒を設けたり、フェース面を肉薄、肉厚をつくり、それをアップライト方向に配分することで、スィング軌道を安定させミート率を高めたり、又ソール面に比重の多いタングステンや鉛を埋め込む工夫をそれぞれしています。そして、ヘッドの慣性モーメントをより大きくすることでヘッドの安定性を追求しています。

 ヘッド軌道の安定とスクエアなインパクト向上では、多くのメーカーが重心の位置に工夫を凝らしています。ヘッドが大型化した現在、フェースが開いた状態で、当たる危険が多いだけにヘッド軌道の安定は非常に大きな要素です。それにはヘッドの重心アングルを大きくすることで、ボールの捕まりのよさの向上やフェースアングルをクラブの種類によって変える事、又重心距離を短くしヘッドコントロールを高めるなどです。ゴルファーのヘッドスピードやスィングに合わせて、スクウエアなインパクトが可能な機能をもたせるクラブになる様にしています。

 シャフトでもヘッドスピードアップ機能に加え、スウィング軌道の安定や大型ヘッドのブレを防ぐ為に、そのクラブに対してそれぞれトルクを設定し、又そのクラブに対して、シャフトの重量、シャフトの調子がよりベターであることも当然考えて製作しています。

 また、スウィングを変えなくもクラブがジャストミートして飛んでくれる様、それぞれ各メーカーは絶えず努力しています。現在はクラブが飛ばしてくれる時代になっている事ははっきりしています。

 だからと言ってどれでも良い訳ではなく、人それぞれですので諸々のクラブの中から、自分に合ったクラブわ探してください。自分は常々少しでもゴルファーに合ったクラブを提供し、お客様の力に成りたいと思っております。