2004.1 月の豆知識 

年の初めにカーボンシャフトについて、書いてみましょう 
( graphite shaft )

熱硬化性樹脂(プラスチック)を炭素繊維で強化したシャフトです。カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)シャフトの略称
スチールシャフトに比べると重量が軽くできます。
    
   参考  スチールシャフト        ≒ 85g 〜 125g   標準的   110g
        カーボンシャフト        ≒ 35g 〜 110g   標準的    70g  

シャフトの創り方には、代表的な下記の工法があります。  

@ シート製法   芯金にシート状のカーボン繊維と樹脂との混合物を巻きつける工法
A フィラメントワインディング製法   回転する芯金に樹脂漕を通ったカーボン繊維を巻きつける工法

スチールシャフトでは自由な設計に限られてしまいますが、カーボン繊維を使用することで、自由に設計することができます。長尺シャフトや繊維の高質を使うことで、シャフトの超軽量化や重心位置(キックポイント)やフレックスポイントなど、太さを工夫した多様なシャフトとなります。                                           

近年、藤倉のスピーダーシャフトやグラファイトデザインのシャフトなど、工夫されたすばらしいシャフトが出来上がってきています。まだまだ発展するシャフトです。