2004.4月の豆知識 

アイアンクラブのフェース面の溝とスピンの関係

この頃アイアンクラブ PW、P/S、SW でスピンが多くかかるクラブが沢山でてきています。これはフェース面の材質、及び溝に関係していることが大きいのです。今月はこの溝に関するクラブ規定について書いてみましょう。

溝の種類にはV溝、U溝、角溝の種類があります。溝の幅は0.9mm以下で、深さは0.508mm以下でなければならない。溝と溝の間隔は溝の幅の3倍以上で、少なくとも1.905mm以上でなければならないとの規定があります。市販されているクラブはすべてこの規定をクリアーしているものです。

なぜ現在のウェッジがスピンがかかるのかと私自身考えるのですが、固めの材質を使い、溝をしっかりした形状にし、溝を細めに深さを浅めにし、溝の形を崩れない溝にした結果、スピンがかかるようになったと思われます。お客様より溝をヤスリや溝彫り用具で深く広くしてほしいと要望がありますが、根本的にフェース面は、ルール上直してはいけないものです。公式試合では、使用した場合は失格となってしまいます。

本年度のルール改正により

 1、 クラブの長さは18インチ以上48インチを超えてはならない。ウッドクラブの大きさは470pを
    超えてはならない。
    これは今年度いっぱい猶予期間があり、来年度からは公式試合では競技失格となります。

 2、 以前より方向性を示すティやスピン量を減らす構造のティは、不適合とされていましたが、
    新たにティの長さは4インチ(101.6mm)以下でなければならないという項目が追加されました。