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呼吸を意識する

                                                                          

ゴルフのラウンド中緊張すると心臓がドキドキ、パクパクしてしまい、思うようにクラブを振れずあせりや失敗してしまうこと、ゴルファの方は誰でも経験があることでしょう。そこで今月の豆知識は先月の週刊ダイジェストに掲載されていた「心拍数を抑える呼吸法」について書いていきたいと思います。

自律神経研究の小林弘幸順天堂大学医学部教授によると
「人間が眠っていても、意識しなくても内臓などの器官が働いてくれるのは自律神経のおかげです。自律神経には『交感神経』と『副交感神経』があり、『交感神経』は人間が行動する際のやる気とか、情熱とかを推進するエンジンの役目を果たします。『副交感神経』はこのエンジンをふかし過ぎるのを抑える役目でいわばブレーキ。この2つの神経がバランスよく働いていて、人間は生きていけます。」

ゴルフなどで緊張した時に、心臓がドキドキ、パクパクするのは『交感神経』が優位に立っている時だといいます。
「ですからこれを抑えるには『副交感神経』を優位にする必要があり、そうできるのは唯一『呼吸』しかない。特に吐く息には首の動脈近くにある『自律神経』が働いていて『副交感神経』を優位にします。」

ゴルフを楽しむことの中には、クラブを自分に合ったクラブを探したり、練習をしてゴルフの腕前を上げたり、そして呼吸を意識することでよりゴルファのもつ最大限の力を引き出すゴルフをすることが出来きます。ゴルフはプレーだけの楽しさだけではなく、心身ともに楽しめるゴルフではないでしょうか。