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ストローク


ストロークとは次の3条件を揃えた「クラブの動き」のことです。

@ボールを正しく打って動かす意思を持つ
A前方へのクラブの動きである
Bダウンスィングを途中で自主的に中止した時は、ストロークではない

1998年のツアーでJ・レナードがグリーン上でパターの素振りをしている時、その先端がボールに触れたため、ボールが斜め前に数ヤード転がってしまいました。レナードはそれを1ストロークと数え、1オン3パットのボギーとして申告しました。しかし、これがルール違反と判断されました。

レナードの素振りは、@の意志を伴っていない練習スィングで、単にボールを動かしただけであります。これは、ルール第18条2a により、1打罰でリプレースしなければなりません。それを怠ったため、第20条7により、誤所からのプレーで2打罰も科せられてしまいました。その結果、レナードは1オン2a パットに3打罰をプラスして、6ストロークを費やしたことになってしまいました。