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ゴルフにまつわる疑問 B


今月の豆知識も、ALBA 7月12日発売 「ゴルフにまつわる疑問 55」の中からのゴルファーの皆さんの疑問を紹介したいと思います。

質問 1 ゴルフ場以外では使わない「ヤード」で距離を表すのに、グリーン場だけは慣れ親しんだ「メートル」になるのは、何故 ?

ショットの距離をヤードで表すのは、もともと日本のゴルフがイギリスから持ち込まれ、その文化を継承したからです。そのため、ショットの距離はスコアカードも表示杭も、すべてヤードであり、プレーヤー個人もヤードでしか距離を測っていません。一方、グリーン上に距離の規定はありません。その場合、距離は個人の距離感で判断する日本人は、英米人のようにフィートではなく、メートルとなるでしょう。


質問 2 アウトコース、インコース。意味はあるのですか ?

ゴルフ発祥の地 スコットランドのリンクスでは、セント・アンドリュースのオールドコースのように1番ホールから2番、3番と海岸沿いに直線的に連なり、9番で折り返して、元の地点にもどってくるレイアウトが多かったため、前半を「ゴーイング・アウト」、後半を「カムイング・イン」と呼んだのが由来です。米国では「フロント・ナイン」「バック・ナイン」と呼ぶのが一般的です。


質問 3 名門と呼ばれるゴルフ場はいくらぐらいかかるのですか ?  でも会員相場にはでていないのは、何故ですか ?

名門と呼ばれる霞ヶ関カンツリー倶楽部や東京ゴルフ倶楽部、関西の廣野ゴルフ倶楽部、茨城カンツリ倶楽部などは、会員権相場に載っていません。これらのコースの会員権は一代限りのもので、会員がお亡くなりになった場合は、誰かに譲渡(売却)するものではないからです。実際に会員になるには、会員の紹介ですので、そういう友人がいないとなれないということです。